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滅菌関連情報 PLASMA LINK | ASP Japan合同会社 〜2006年5月 Vol.11

User Report
スタッフ待望のステラッド®を導入し高度なセーフティーマネジメントを実践

ホロニクスグループ茨木医誠会病院(大阪府茨木市)

この記事のテーマ
  • ステラッド®導入効果
  • EOG排出規制
[画像] ホロニクスグループ茨木医誠会病院(大阪府茨木市)

2000年問題を契機に、医療事故防止委員会を設置し、病院をあげてセーフティーマネジメントの実践に取り組む大阪府茨木市の茨木医誠会病院は、2004 年12月に低温プラズマ滅菌システム「ステラッド®」を導入しました。ステラッド®に移行した経緯や、導入成果などを、同病院のみなさんに伺いました。

患者さまと医療スタッフの安全を守るために

茨木医誠会病院は、高度な医療機器と優秀なスタッフを揃え、24時間365日、いつでも検査・診断・治療を速やかに行える体制を整えた、大阪府茨木市エリアの中核病院です。1987年の開設以来、同病院は地域住民の方に、心から安心して受けられる質の高い医療サービスを提供するため、さまざまな安全管理対策を実施してきました。そして2000年問題を契機に、医療機器のコンピュータの誤作動や停止を防止し、さらに医療事故を未然に防ぐ環境づくりをより積極的に進めていくために、医療事故防止委員会を設置しました。

院長の大塚篤弘先生は、セーフティーマネジメントに積極的に取り組む理由について「患者さまの安全を守ると同時に、労働者である医療スタッフの安全も守るためです。患者さまと医療スタッフの安全を両方確保できるセーフティーマネジメントを実践してはじめて、病院は質の高い医療サービスを提供することができるのだと私たちは考えます」と力を込めて語ります。

ホロニクスグループ 茨木医誠会病院/院長 大塚 篤弘 先生

ホロニクスグループ 茨木医誠会病院/院長 大塚 篤弘 先生

ステラッド®への移行が決まり、ヤッターの声が

このように、患者さまと医療スタッフの安全確保に注力する同病院が、それまで使用していたEOG(酸化エチレンガス)滅菌器から低温プラズマ滅菌システム「ステラッド®100S PSU」に移行したのは2004年12月のことでした。ステラッド®に移行したきっかけについて、看護部部長の小松史子さんは「厚生労働省がEOGの曝露防止措置などを細かく定めたこともあり、数年前に、EOGの取り扱いに関する勉強会に病院を代表して参加したのですが、そこで、発ガン性があることなど、EOGの危険性を初めて具体的に知り、衝撃を受けたんです。病院に戻るとすぐに院長や中央材材料室のスタッフに勉強会の内容を報告し、今後の滅菌業務をどうするかみんなで話しあいました」と語ります。

オペ室兼中央材料室のリーダーである畠山浩一さんは、小松さんの報告を受け、すぐにステラッド®への移行を提案したと言います。「厚生労働省の規制に従い、中央材料室のEOG濃度を定期的に測定していたのですが、限界値である1ppmが出ることもあり、中材のスタッフから既にステラッド®への移行を望む声は上がっていたんです。小松さんの報告を受け、みんなで会議を重ね、最終的にステラッド®への移行が決まった時には、中材のスタッフみんながヤッターと声をあげましたね」と、畠山さんは当時を笑顔で振り返ります。

ホロニクスグループ 茨木医誠会病院/看護部 部長 小松 史子 さん

ホロニクスグループ 茨木医誠会病院/看護部 部長
小松 史子 さん

ホロニクスグループ 茨木医誠会病院/オペ室兼中央材料室 畠山 浩一 さん

ホロニクスグループ 茨木医誠会病院/オペ室兼中央材料室 畠山 浩一 さん

手術前に行う滅菌で、勝負は決まる

ステラッド®の導入が決まり、同病院は医療器具の適合性を検証する作業に入りました。EOGの危険性を認識し、もともと可能な限りオートクレーブで滅菌を行っていたこともあって、ステラッド®でもオートクレーブでも対応できない医療器具はほとんどありませんでした。また、ステラッド®の導入後、オートクレーブも新しいものに入れ替えるために、2週間ほどオートクレーブを使えない時期もあったのですが、ステラッド®は1日に何度も滅菌できるため、十分乗り切ることができました。

ステラッド®100S PSII

ステラッド®100S PSII

ステラッド®の導入成果について畠山さんは「滅菌のスピードが速いので、同じ器具を使う手術を1日に2、3回できるようになりました。あと手術中に誤って器具を落とし再滅菌しなければいけない時に、オートクレーブを使うと、滅菌が終わっても生食に浸して冷ます必要があり、手術を1時間以上中断しなければいけないのですが、ステラッド®を使えば、1時間もしないうちに滅菌が終わり、手術器具をすぐにそのまま使えるんです。おかげでこのような万一の際のリスクを最小限に抑えられるようになり、スタッフの間に“ゆとり”が生まれましたね」と語ります。またコスト面においても、1本約10万円するEOGのボンベや1回約10〜20万円かかるEOG濃度の測定が必要なくなったのは大きかったと、みなさんが口をそろえます。

滅菌業務の今後について畠山さんは「手術前に行う滅菌で、勝負は決まる。それくらい滅菌は重要な作業です。レベルの高い医療サービスをつねに提供するために、私たちはこれからも気をゆるめることなく、滅菌のさらなる質向上に努めていきます」と語ります。フランクな雰囲気が根づき、患者さまと医療スタッフにとって良いことは何でも貪欲に取り入れていく同病院は、今後も茨木市の中核病院として進化し続けていくことでしょう。

セーフティーマネジメントを実践するために茨木医誠会病院が行った3つの取り組み

取り組み1

医療事故防止委員会を設置し、安全管理に関する情報をみんなで共有する

取り組み2

厚生労働省が定めた医療関連の規制を遵守する

取り組み3

患者さまはもちろん医療スタッフの安全確保にも力を注ぐ

施設の紹介

[画像] ホロニクスグループ茨木医誠会病院

ホロニクスグループ茨木医誠会病院

大阪府茨木市畑田町11-25
病床数:224床
手術室数:3室
手術件数:400件
(2005年度)

ホロニクスグループ茨木医誠会病院のウェブサイト

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