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滅菌関連情報 PLASMA LINK | ASP Japan合同会社 〜2007年9月 Vol.14

User Report
低温プラズマ滅菌最速の28分で滅菌待望のステラッド®NX™が大活躍!

愛知県厚生農業協同組合連合会 海南病院

この記事のテーマ
  • ステラッド®導入効果
[画像] 愛知県厚生農業協同組合連合会 海南病院

9年前に過酸化水素低温プラズマ滅菌システム「ステラッド®」を導入し、その性能を高く評価する愛知県弥富市の海南病院は、他の医療機関に先駆け、最新機種「ステラッド® NX™」の試用評価を行いました。ステラッド® NX™を使用した感想や想定される利用方法について、同病院のみなさんに伺いました。

きっかけ:スピードと滅菌精度が導入の決め手に

愛知県の西端に位置する海南病院は同エリアの基幹病院として、医療・福祉サービスの向上に包括的に取り組んでいます。患者さんの権利を何よりも尊重する同病院は、『海南病院では誰もが患者さんの擁護者である』というスローガンのもと、全スタッフが患者さんの目線に立ち、患者さんと医療スタッフが強いパートナーシップで結ばれた患者参画型医療を目指しています。「この患者参画型医療を推進し、より安全な医療を実現するために、平成18年には冊子『医療安全組織文化づくり宣言』を作成し、患者さんとスタッフに配布しました。冊子の中で、患者さんと我々が力を合わせて医療事故ゼロを目指していくことを、地域のみなさまに強く呼びかけています」と院長の山本直人先生は真摯な眼差しで語ります。

院長 山本 直人 先生

院長
山本 直人 先生

このように医療の安全性を追求してやまない同病院が、過酸化水素低温プラズマ滅菌システム「ステラッド®」を導入したのは9年前のことでした。当時はオートクレーブとEOG滅菌器の2本柱で滅菌業務を行っていましたが、緊急手術や内視鏡手術が急増し、滅菌が追いつかない状況になっていました。そこで、滅菌スピードが速く、内視鏡などの熱に弱い医療器材も滅菌でき、さらに、手狭だった当時の中央材料室に付帯設備なしで設置できる滅菌器を探したところ、唯一すべてをクリアしていたのがステラッド®でした。

「EOG滅菌器は1日1回しか滅菌できませんが、ステラッド® 100Sは約1時間30分で滅菌できます。おかげで、緊急の手術に対応できるうえ、限られた数しかない内視鏡も、低温で滅菌して1日に何度も使えるようになりました。設置に関しても、ステラッド®は 200Vの電源さえあれば稼働するので、まったく問題ありませんでした」と看護師長感染管理責任者の島崎豊さんはステラッド® のメリットを笑顔で語ります。また、ステラッド®は他の滅菌装置と違い、使用方法を間違うとセンサーが反応し、キャンセル(業務停止)を起こすので、誰が作業にあたっても高い精度で滅菌を行うことができます。この点も滅菌業務の標準化を推進するうえで、ステラッド®の大きなメリットだと島崎さんは強調します。

看護師長 感染管理責任者 島崎 豊 さん

看護師長
感染管理責任者
島崎 豊 さん

図 海南病院がステラッド®NX™で滅菌した医療器材とフラッシュ滅菌器に対するステラッド®NX™の優位点

メリット:フラッシュ滅菌器の不安を解消

低温プラズマ滅菌を高く評価する同病院はシリーズ最新機種「ステラッド® NX™」の試用評価を行いました。ステラッド® NX™ の最大の特長は、1サイクル28分※1というステラッド® 史上最速の滅菌スピードです。

試用評価を開始した当初、同病院ではステラッド® 100Sの予備器的な使い方をしていましたが、ステラッド® NX™に使い慣れていくうちに、スピードや低温滅菌という特性を生かし、連続して行う手術で使う医療器材や、数が少なく、さらに熱に弱いマイクロ器材などを、ステラッド® NX™で滅菌するようになりました。数が少ない手術器材の滅菌は、同病院ではこれまで、主に手術室に設置されたフラッシュ滅菌器(ハイスピード滅菌器)で行っていました。しかし、滅菌精度に不安があり、さらに、フラッシュ滅菌器から医療器材を取り出す時に火傷する恐れや、生食などで冷ます工程において医療器材が汚染される恐れがありました。

写真

「その点、ステラッド® NX™はフラッシュ滅菌器のトータル滅菌時間※2とほぼ同じ、 1サイクル28分を実現し、さらにステラッド® シリーズ同様、滅菌精度が高いという、大きな利点があります。また、滅菌後、医療器材を冷ます必要がないうえ、低温滅菌なので医療器材にやさしく、さらに、医療器材を包装した状態で滅菌でき、滅菌後の無菌状態の維持も可能です。フラッシュ滅菌器とは滅菌のクオリティがまったく違いますね」と島崎さんは笑顔で語ります。

加えて、ステラッド® 100 Sとの併用を考えた時、ステラッド® 100Sの約3分の1にあたる約30リットルというチャンバーの容量もちょうどいい大きさだったと島崎さんは力を込めます。「今すぐ必要な医療器材はステラッド® NX™、それ以外のものはステラッド® 100 Sというような使い分けが可能になり、試用評価期間中は効率的に滅菌を行えました。3週間の試用評価が終わった時には、このままステラッド® NX™を使い続けたい、という声が多くのスタッフから上がりましたね。もちろん、院長も私もとても気に入りましたし、近い将来、ぜひ導入したいです」。

ビジョン:ステラッド®とオートクレーブの 2本柱にシフト

他の医療機関に先駆け、3週間にわたってステラッド® NX™をいち早く試用した同病院の島崎さんは、ステラッド® NX™ の利用方法は大きく3つ考えられると言います。「1つめは、高額な内視鏡手術器材や、脳外や眼科用のマイクロ器材を、1日に何度も使用する病院やクリニックでの利用です。手術で使う器材セットの中身は先生によって異なりますが、ステラッド® NX™ があれば1セットを1日に何回も滅菌して使えるので、何セットも買わなくてすみます。2つめは、フラッシュ滅菌器の代わりとしての利用。3つめは、他の滅菌器の故障や災害など万一の時に備えてのバックアップ器としての利用です」。

最後に滅菌業務の今後について、「愛知県においても今後、EOG排出規制の施行が予想されることを踏まえ、ステラッド®とオートクレーブの2本柱で滅菌できる体制に、徐々にシフトしていきたいと考えています。また、スタッフの経験に依ることなく、誰もが確実に滅菌できるようなシステムの構築、すなわち滅菌業務の標準化にも力を注いでいきます」と島崎さんは語ってくれました。

設立70周年を迎える来年には、医療機関としてはまだまだ珍しいCSRレポートの発行も予定しているという海南病院は、今後も医療の質向上のために新しい取り組みにチャレンジし、地域から信頼される病院としてさらなる発展を遂げていきます。

※1 スタンダードサイクルの場合

※2 医療器材の冷却時間を含む

施設の紹介

[画像] 愛知県厚生農業協同組合連合会 海南病院

愛知県厚生農業協同組合連合会 海南病院

愛知県弥富市前ケ須町南本田396
病床数:553床
手術室数:9室
手術件数:3,940件
(2006年度)

愛知県厚生農業協同組合連合会 海南病院のウェブサイト

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